昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利安・原油高のリスクオン相場となった。一昨日に引き続いて商品市場が全面高となり、原油WTIは先月半ばの水準まで回復し85.9ドルとなっている。また、ゴールドは6日続伸し節目の1,700ドルを回復。1,718ドルまで上昇した。一方、米10年債利回りが急落したことにより2年債利回りとの逆イールドは継続している。
為替市場は、株安・債券安・通貨安のトリプル安から急回復しているポンドが昨日も上伸した。ポンド円は163.422から165.571まで約2円上昇。時間足20MAに沿う形で緩やかな上げとなっている。ただ、短期足の時間足ではRSIがダイバージェンスとなっているため、欧州時間にかけて下落が見られるのか警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全米雇用報告、21:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、29:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。トリプル安から回復したポンドの上値余地に警戒したい。