昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2%近い反発となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。一時4.01%まで上昇していた米10年債利回りは3.75%まで反落。2年債利回りとの逆イールドが解消されない展開が継続している。商品市場は全般的に反発しており、ゴールドは1日で40ドルもの上昇を見せ、1,653ドル台で推移している。
為替市場は、本日の米・コアPCEデフレーター発表を前に米ドルが失速しており、ユーロ米ドルは今年安値の0.9536から0.9751まで210pipsの反発となった。本日発表予定の米・コアPCEデフレーターは、FRBが政策金利制定の基準としている重要指標のため、市場予想の4.4%を上回るのか注目したいところだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:30に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、20:45にスイス・メクラ―SNB理事の発言、21:00に独・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・新規失業保険申請件数、米・個人消費、米・第2四半期GDP、米・コアPCEデフレーター、22:00にNZ・オアRBNZ総裁の発言、22:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。米国時間で公表されるコアPCEデフレーターの結果による価格変動を警戒したい。