昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。米10年債利回りは一時節目の4.00%をタッチ。恐怖指数(VIX)も30の大台から下落せず32.6と高値圏で推移している。また、本日のアジア時間では日経平均が2%以上の大幅下落を見せており、26,000円台を割り込んだ。
為替市場は、資源価格の下落に伴いオセアニア通貨が軒並み安となっており、豪ドル米ドルは4日続落している。昨日は0.6512から0.6413まで約100pips下落。本日のアジア時間でも下伸しており、今月安値を更新している。豪ドル米ドルは4時間足でのRSIが30に沿って低空推移をしており、日足ベースではリバーサルが確認できる。そのため、さらなる下落に注意したい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、17:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米卸売在庫、21:35に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売保留、23:10に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:15に米・パウエルFRB議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。資源安に伴うオセアニア通貨の下伸に警戒したい。