昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって5日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。原油WTIは76.2ドルまで下落。商品市場が軒並み安となっている。また、ゴールドは年初来安値を更新し続け、現在は2020年4月以来水準の1,629ドルとなっている。一方、天然ガスは反発し7.15ドルまで上昇している。
為替市場は、1日で8.8円の変動幅を見せたポンド円が落ち着きを取り戻し、アジア時間の現在は155.614付近での推移となっている。ポンド円は直近3日間で約16円の値幅で下落しており、現在は週足75MAがレジスタンスとして上値を抑えている。週足ベースではRSIは30に到達しておらずバッファが残っているため、調整を挟んでの下伸に注意したいところだ。
本日の指標は、15:00に日・工作機械受注、16:30に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、20:00に英・ピルMPC委員の発言、20:30に米・パウエルFRB議長の発言、21:30に米・耐久財受注、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、22:55に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。月末・四半期末・前期末が重なるウィークの値動きに警戒したい。