昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。昨日発表された米・8月ISM非製造業景気指数の結果が市場予想を上回ったことから米10年債利回りが3.35%へ上昇。高金利を嫌気した株式市場の上値が重くなった。商品市場は貴金属が全般的に下げており、パラジウムは3.5%の下落となっている。
為替市場は、本日23時に政策金利が行われる予定の加ドルが対円で強含んでおり、加ドル円は106.873から109.139まで2.2円の上昇となっている。本日の政策金利発表では、前回の2.5%から0.75ポイント利上げし3.25%となることが予想されている。すでに今年高値を更新している加ドル円の更なる上昇に注目したい。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、18:00に欧・第2四半期GDP、英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・貿易収支、加・貿易収支、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、加・Ivey購買担当者景況感指数、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、25:40に米・ブレイナードFRB副議長の発言、27:00に米・ベージュブック、米・バーFRB副議長の発言が予定されている。政策金利発表による加ドルの価格変動に注目したい。