先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3%以上の大幅下落となり、株安・金利横ばい・原油安のリスクオフ相場となった。S&P500は前日比マイナス3.37%の4,057で終了した。恐怖指数(VIX)は17%以上跳ね上がり25.5となっている。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は44となっている。
為替市場は、クロス円が全般的に上昇傾向となっており、米ドル円を始め、米国通貨が強くなっている。同時に欧州通貨も健闘しており、スイスフランが対円で強含み、今年高値を更新しそうな勢いだ。フラン円は現在143.227付近で推移しており、日足20MAに下値を支えられる形で上昇している。このまま高値更新に突入するのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・貿易収支と経済信頼感、23:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、24:30に米・3ヶ月債入札、27:15に米・ブレイナードFRB副議長の発言が予定されている。今週は31日(水)の米・ADP雇用統計、1日(木)の米・ISM製造業景況指数、2日(金)の米・雇用統計を控えており、重要イベントが多くなっている。週明けの再びの円安基調の持続性に注目したい。