昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは110ドルを割り込み109ドルまで下落。ゴールドは1,850ドルを挟んでのもみ合い推移となった。米長短金利は方向感を探る小動きとなっており、米10年債利回りは2.83%付近での推移だ。
為替市場は、7月利上げ観測が強まったユーロが強含んでおり、ユーロ米ドルがレンジ上限の1.060を上抜ける形となった。4時間足でも200SMAを上抜けつつあるため、リテストを待っての上昇となるのか、本日米国時間のパウエルFRB議長の発言と照らし合わせながら判断したいところだ。
本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、25:20に米・パウエルFRB議長の発言、26:00に米・2年債入札、26:15に英・テンレイロMPC委員の発言、27:00に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。各国PMIはいずれも速報値となっているため、急激な価格変動に警戒したい。