昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけて揃って下落し、株安・金利安・原油高の相場展開となった。コモディティ価格は上昇となり、ゴールドは一時1,978ドルまで上昇。現在は1,969ドル付近での推移となっている。米10年債利回りは2.74%まで反落している。
為替市場は、本日政策金利が前回値の1.0%から1.5%へと引き上げられたNZドル円が、政策金利発表直後に86.6まで上昇した。しかしながら、その後本日の上昇分をすべて相殺し、下落。アジア時間の現在は85.70付近となっている。NZドル円は4時間足20MAの真上にいるため、再び反発が入るのか慎重に見極めたいところだ。
本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数と小売物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・生産者物価指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・30年債入札が発表される予定だ。クロス円の中で下落が目立っているNZドル円の方向性に注目したい。