昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って3営業日振りに反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。米10年債利回りは2.61%まで大きく上昇しており、米2年債利回りとの「逆イールド」が解消される形となった。ドルインデックスは、9.5まで上昇している。
為替市場は、米債金利とドルインデックスの上昇から米ドルが最強通貨となり、ポンド米ドルは1.316から1.305まで約110pips下落した。テクニカル的には、ポンド米ドルは日足下落チャネル内で推移しており、チャネル下限の1.293までは下値余地があるため、慎重に様子を伺いたい。
本日の指標は、15:00に独・製造業PMI、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・イエレン財務長官の発言、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。明暗が分かれている欧米通貨の動向を慎重に判断したい。