昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利横ばい・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは約2%下落し112ドル台での推移となっている。なお暗号資産は堅調に推移しており、BTCUSDは44,100ドル台を維持している。
為替市場は、昨日時点で最弱通貨だった日本円が本日のアジア時間で最強通貨となり、円が買い戻されている。ただ、下落は一過性の調整となる可能性が高いため、過度な長期売りは避けたい局面だ。ユーロ円は、134.75から133.73まで約70pips下落している。
本日の指標は、16:00に英・小売売上高、トルコ・景気動向調査と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、23:00に米・中古住宅販売留保、米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。強含んでいる日本円の動向に注目しつつ、クロス円の下値余地を判断したい。