昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。昨日ロシアとウクライナによる4回目の停戦交渉が行われたものの一時中断となり、15日に再開される形となったことから株価が失速した。原油WTIは先週9日から続落となっており、98ドル台で推移している。
為替市場は、原油価格の反落から上昇していた豪ドルが下落している。豪ドル米ドルは0.729から0.716まで下伸した。なお豪ドル米ドルは時間足で200SMAのサポートラインを下抜けており、週足ベースで上値と下値を切り上げる形となっているため、下落が継続するのか、明日のFOMCの結果を伺いつつ見守りたい。
本日の指標は、16:00に英・失業率、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・ZEW景況感調査、欧・鉱工業生産、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、24:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・対米証券投資が発表される予定だ。 下落している資源価格に注目しつつ、豪ドルの下値余地を判断したい。