先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、S&P500は前日比プラス2.24%の4,384ポイントで終了した。株価上昇に伴い、恐怖指数(VIX)が27.5まで低下しているが、原油WTIは高値圏である96.7ドル台での推移が継続している。米10年債利回りは、1.9%を割り込み1.88%へと低下している。
米10年債利回りが低下している中、ドルインデックスは97.3へと小幅に上がり、ユーロ米ドルが1.114まで下落している。なお、ユーロ米ドルは週明けの本日140pipsの大きな下窓となり、アジア時間では窓が埋められずに下落を試している状態だ。ロシアによるウクライナ侵攻が撤回されるまでは、軟調なユーロの展開に警戒したい。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・第4四半期GDP、トルコ・貿易収支、16:30にスイス・小売売上高、17:00にスイス・KOF先行指数、22:30に加・第4四半期経常収支、加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、米・卸売在庫(速報値)、23:45に米・シカゴ連銀購買部協会景気指数、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。本日は2月最終日のため、月末によるリバランス要因での価格反転に注意したい。