昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が引けにかけて回復し、株高・金利高・原油安の相場展開となった。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は23.2万件となり、予想以上の減少となった。米10年債利回りは、ロシアによるウクライナ侵攻が開始された直後は下落したがその後反発。現在は1.95%付近となっている。
米10年債利回りとドルインデックスの上昇により、米ドルが躍進し、米ドル円は114.40から115.69まで反発し上昇した。米ドル円は、他のクロス円と比較し下落後の戻りが強く、クロス円の中でも唯一全戻しとなった。米国時間にかけて、リスク回避による円買い・米ドル買いが確認される相場展開となった。
本日の指標は、16:00に独・第4四半期GDP、独・輸入物価指数、16:45に仏・第4四半期GDP、仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、22:30に米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・中古住宅販売留保、米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。ボラティリティが高まっている中、月末の価格変動に警戒したい。