昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは、96.9ドルまで上昇。安全資産とされるゴールドも、1,941ドルまで上昇し、昨年1月3日以来の高値水準となった。恐怖指数(VIX)は7.6%ほど上昇し31.0付近となっている。
為替市場は、リスク回避通貨とされる円に買いが集まっており、同じくリスク回避通貨とされるスイスフランに対しても円は強含んでいる。フラン円は、125.33から124.66まで70pipsほど下落。4時間足200EMAをわずかに割り込む形となっている。テクニカル面では、日足ベースでヘッド・アンド・ショルダーを形成しつつあるため、下値サポートラインである122.75までは念のため下落を警戒したい。
本日の指標は、16:45に仏・消費者信頼感指数、22:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCE・デフレーター、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:00に米・新築住宅販売件数、25:00に米・週間原油在庫、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、27:00に米・7年債入札、28:45にNZ・オアRBNZ総裁の発言が行われる予定だ。下落しているクロス円の方向性に注意したい。