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株安・円高によるリスクオフムードは継続となるか

株安・円高によるリスクオフムードは継続となるか

株安・円高によるリスクオフムードは継続となるか
2022.02.14
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・ブラード:セントルイス連銀の発言

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって2日続落し、株安・金利安・原油高のリスクオフ相場となった。ウクライナ情勢の悪化報道を受け、原油WTIは、94.63ドルをタッチし上昇。「有事の金」とされるゴールドは、1,858ドルまで400pips以上上伸した。投資家心理を示す「恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)」は、33まで下落し、投資家心理の悲観が伺えた。

為替市場は、大きな窓なくスタートし、本日のアジア時間ではユーロが最強通貨となっている。ユーロ円は、アジア時間の現在、131.03付近で推移しており、方向感を探る値動きとなっている。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足200SMAに下値を支えられる形で反発しているため、このまま下落からの反発が継続するのか慎重に静観したい。

本日の指標は、欧州時間の16:30にスイス・生産者輸入価格と、米国時間に入った22:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、25:15に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。日米の株安と円買いによるリスクオフムードが、週明け月曜日も継続となるのか、米国時間にかけての値動きを見つつしっかりと判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。